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文:W.KOHICHI








ハレグゥに託す「こんな夢を見た」

(C)金田一蓮十郎/株式会社スクウェア・エニックス







「よー何してるハレ」
「ゲーム」
「それが噂に聞くニンテンドーDS Liteか?」
「ただのゲームボーイミクロだよ」
「しかもパープルだしな。別名ムラサキ!」
「うるさいなあ。なんの用だ」
「DS Lite欲しくないか?」
「欲しくないといったら嘘だが、そんな強烈に欲しくはない」
「いらないのか?」
「え……くれんの?」
「ああ」
「マジで?」
「ああ」
「うおーマジかよ! ホントにー!?」
「はい、これがそう」
「わ、ホントにDS Lite……ん? DS Liteの色でパープルってあったっけ?」
「それはだな」
「なんだよ」
「目を開けば分かる」


 ………。


「………。
 …………。
 ……………。

 ……夢かよ!」


「おはようハレ」
「おはよう。………」
「どうした」
「なあグゥ……お前、DS Lite持ってねえ?」
「なんだそれ」
「いや、なんでもない」
「……?」
「ハハハ。こっちの話だ」

 そう言いながらも、今日もファイナルファンタジー5を楽しむハレであった。



<終わり>


後書き

どこの小売店にも置いてないのは何故なのDS Lite〜♪
Amazonで売ってるけど定価より5000円増しDS Lite〜♪
品薄って分かってるのに生産が追い付かないDS Lite〜♪

2006年10月14日現在、都市部の大型電気店でもDS Liteは置いてません。
そんなDS Liteのせいでもないのですが、本気で夢落ちという漫画にもあり得ない程の体験をしました。
最低に空しかったです。

見れば見る程最後の一行が負け惜しみにしか見えませんが、ファイナルファンタジー5、楽しいですよ。
ミクロもかっこいいし! 通なら紫と書いてパープルですよ!
やめろ! そんな目で私を見るな!


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