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アニマルライフ 〜動物ふれあい生活〜 プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


動物の飼育のような事をして癒されるのが目的のリラクゼーションゲーム。
何故「飼育のような事」という妙な表現を使っているかというと、こう言っては台無しだが所詮はプレイヤーに都合のいい世界だからである。
勿論、そうでなくてはゲームとして成り立つはずがない事はとても良く理解出来るが、個人的にはもうちょっと厳しい世界でも良いように思った。
大体飼育開始からゲーム内時間で1000日くらいでこの文章を書いており、到底このゲームを極めたとは言い難いレベルなのだが、それでももう文章に起こしてしまう。これ以上のプレイは空しく無益と判断したためである。

飼育出来る動物の種類は基本的には8種類。更にWi-Fiでの有料配信によりもう4種類追加が可能、の予定。
あまり広くもない飼育場の中で最大3匹まで飼育出来る。動物のいる飼育場は放っておくと汚れるため、こまめに掃除する事が肝要。
飼育場はゲーム開始当初は3つしか用意されていないが、条件を満たす事により最大12まで増加する。そんなに必要とも思えないのだが。
1つの飼育場に同じ種族を飼って子供を産ませるも、違う種族を混在させて見て楽しむも自由。草食獣と肉食獣を混在させても悲惨な事態は起こらないようなので問題はない。
エサをやったり、撫で回したり、呼びつけたりして、動物とコミュニケーションを取る。これらの行為を繰り返す事で動物のパラメータ「なつき度」「元気度」が上昇していく。
多少難しいものの、なつき度を最大まで上げれば表彰もされるもよう。ただし自己満足に過ぎないが。
当然とも言えるが、動物の個体名はプレイヤーが名付けなければならない。別にどんな名前でもいいが後悔しないような名前を付けたい。追放した動物も履歴に残るので、名付けの際は良く考えるべきである。

動物は見た目のリアリティはあるものの、表現の限界なのか動きがパターン化されていたり、すれ違ったりする時に重なって表示されたりしてしまう。
また、餓死もしない、老衰もない。……と断言するにはプレイ時間が足りていないが、この手のゲームにそんな陰惨な要素を付けても何にもならないであろうから、ほぼ間違いないだろう。
Wiiリモコンにのみ対応したゲームである。それはいいのだが、ヌンチャクなどの拡張コントローラをリモコンに付けていると警告メッセージが表示され先に進めないのも面倒ではある。
500Wiiポイントという価格に見合った程度のゲーム。過度に期待する事は禁物だが、割り切って接すれば程よい癒しになってくれるだろう。


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