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アートオブバランス タッチ! プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


アークシステムワークス社から出た、新機軸パズルゲーム、それが『アートオブバランス タッチ!』である。
内容の形容が難しいが、敢えて乱暴に例えれば、積み木積みパズルである。積み上げて積み切ったら勝ち、崩れたら負け。
200のステージをクリアしていく事が当面の目標である。それ以外にも1種のモードがある。

200ステージをクリアしていく、アーケードモードは特に制約のないモードである。
最初から総てのステージに挑戦可能というわけではなく、8つのワールドに分かたれた各ステージをクリアしていき、一定数のステージを突破する事で次のワールドへ行けるという寸法。
一応、ある程度はステージを選ぶ事も出来る。ものにもよるが、ステージ数の小さいものほどクリアし易いであろう。

個人的に肝であると思っているのは、ランダムに登場するステージをクリアしていく、エンデュランスモードである。
こちらはただ只管、200ステージのいずれかから引用されるステージをクリアする事が目的。失敗は2回までは許可される。
厳密にはクリアではなく、ステージクリアごとに加算されるスコアを積み重ねハイスコアを狙う事となる。ハイスコアは5位まで記録される。

遅ればせながらゲームルールを説明すると、ステージごとに与えられたブロックと地形を活用し、総てのブロックを積み切る事を求められる。
積み切ってから3秒経過して、それでもなお崩壊し切らなかったらばステージクリア。どんな無茶なバランスでも、3秒持てば勝利。
一部ステージは特殊なルール下で行われ、基礎バランスが悪かったり時間制限があったりする中での挑戦となる。

バランス感覚というか、積み上げたブロックのグラグラ感とでもいうべきものが良く再現されており面白く思える。
背景を含めたグラフィックも美しく、これぞ新世代、という感があるのは見事の一言。一方でBGMはやや地味か。
500ポイントで配信されるその他のパズルソフトから比べれば、一つ頭抜けた印象。体験版が配信されているので、やってみてもらいたい。


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