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ビジュエルド・ツイスト プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


スクウェア・エニックス配給のパズルゲーム。謳い文句には「PopCapが誇る世界人気ナンバーワンの回転パズルゲーム」らしいがそれはどうでも良い。
一見、スピード型にも見えるタイプであるが、その実は沈思黙考型の、結構面倒なパズルゲームである。
画面がきらびやかで派手ながら、やる事は非常に地味。ある意味ではユーザーを裏切っているとも言えよう。

宝石(ジェム)をくるくる回転させながら、3つ以上のジェムを並べて消していく。消し方や並べ方によって、色々なボーナスが付随する。
常套手段として、邪魔なジェムも多々存在する。単に消せなかったりするものやら、放っておくと爆発するものやら。
1ステージごとに活動量が決まっており、その中でどれだけスコアを伸ばせるかを競う。なお、ステージを通して時間制限はない。

パズルを進行させる上での時間的ペナルティは殆どないも同然。強いて言うなら爆弾ジェムに手数の制限が付くくらい。
故に大事な事はスピードではなく、どれだけ連鎖を発生させれるかという事。そのためには事前準備を周到に巡らせる必要がある。
繰り返すが決してスピード型のゲームではない。下手すると将棋やチェスよりもゆっくりしたゲームと言えるかもしれない。

これで「世界人気ナンバーワン」とは到底思えないのであるが、まあそれは単なる謳い文句と割り切るしかないであろう。
それよりも、これで500ポイントは高いとも言えないが、絶対に安くはない。妥当と言うのも納得しかねるし。
じっくり考える事がお好きな向きには推奨してもいいかな、程度のゲームである。それ以上ではないとお断りしておこう。


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