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マジカルドロップ3 プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


1997年製のアクションパズルゲーム。「3」とタイトルにある通り、シリーズ第3弾である。
パズルゲームだけあって頭を駆使する事を余儀なくされるが、同時にアクションだけあって根性でなんとかなる部分も多分にある。
なお、昔のゲームだけあって既にメジャーな家庭用ゲーム機に移植された過去を持つ。とは言えこのネオジオ版の価値を落とすものではない、と思う。

パズルのルールの大雑把な説明としては、玉を吸引・放出して動かし、同色の玉を縦ラインに3つ以上並べたら玉が消滅、スコアとなる、といった感じ。
その他にも氷玉とかスペシャル玉とかいろいろあるが、基本を覚えればあとは自然に付いてくる。
言葉で言うとなんだか分からないっぽいが、実際にやってみるとすぐにルールを覚える事が出来る。ここら辺は優れた特徴であろう。

基本は対戦であるが、一人で延々プレイやすごろくといったモードも用意されている。なおストーリーモードでの使用可能キャラクターは16人。増えも減りもしないっぽい。
オプションモードも付いており難易度調整などが出来る。しかし調整しても記憶できないため、ゲームを起動する度に好みの設定にする必要がある。
ストーリーモードは割と基礎難易度が高く、下手するとレベル1でも苦労する程度の難易度。ある程度やれば腕前は上昇するとは言え、結構きついものがある。

正直言って、過去にセガサターンなどの家庭用ゲーム機にリニューアルされて移植されたものと比べると見劣りする事は否めない。
しかしながら、いまやセガサターン版などの入手やプレイは難しいため、このバーチャルコンソールでのネオジオ版にも充分に存在価値はある。
それだけが価値ではないと信じたいところであるが……900ポイントで手に入る事もあり、お手頃と言えばお手頃と言えよう。


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