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マンションパーカッション プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


ポイソフト社が3DSで繰り出すダウンロードソフト・第4弾、それが『マンションパーカッション』である。
タイトルからするとリズムアクションのような気もしないでもないが、実際に普通のアクションゲームに近い。
『ひゅ〜ストン』や『夜の魔人といくさの国』とは違った、『タケヤリマン』に近しい雰囲気を、良くない意味で醸し出している。

ゲーム内容は、四方の壁から放出される「ストレス玉」なるモノを潰していく、簡素至極なアクションゲーム。
その難しさは、クリアするだけであれば簡単な事である程度の難易度である。よって、ゲームの醍醐味としてはハイスコアを叩き出す事が現実的目標となる。
ハイスコアの出し方は、マニュアル、そしてチュートリアルに書いてあるように、「タイミング」「パーフェクトペース」「連打」である。

ステージは7つ用意されており、それぞれストレス玉の出現タイミングが違ったり、雰囲気が違ったりする特徴がある。
ポイソフトの旧作の雰囲気を再現したステージも存在し、ファンなら少しだけニヤリ、と出来るかもしれない。
ステージをクリアするとその内容を「リプレイ」として保存する事が可能。そのうちの1つに限り、すれ違い通信に乗せて配信する事が出来る。

この程度の簡潔な文章で内容を説明し切るのは申し訳なく思うが、以上がこのゲームの大体の特色である。
尖った部分がない代わりに、手触りも宜しくない岩石のようなゲームである。率直に言って、500ポイントに値するだけのゲームとは思われない。
プレイヤーにどういった快感をもたらしたいのかが分からない、という点が最も評価出来ない箇所であろう。ポイソフトの次回作に期待である。


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