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ピクロスe プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


マス目を埋めて絵を完成させる、パズルゲームの一種。類似のパズルはよくあるが、「ピクロス」という言葉は任天堂が作ったらしい。
ただ、その割には製作メーカーはジュピターなる会社。とは言えそれ程に奇異な事とも言いかねるが。どちらでもいい事ではある。
収録されている問題の数は150。易しい問題からひねくれた問題まで幅広く入っている。

パズルのルールは、最大15×15のマス目に、列・行ごとに指定された数のマスを塗りつぶしていくというもの。
直感を必要としない論理的なパズルであり、着目すべきところに着目出来れば、必ず解ける類のパズルである。
難易度も全体的には「ちょっと難しい」くらいのものである。無論収録されている問題によって難易度は異なっている。
また、初心者やパズルゲームが苦手な人向けなのか、ナビゲーションやらヒントルーレットなる機能が追加されている。
これら追加機能は、多少意地悪に言い換えるのなら「ズル機能」とも言える。そもそも、これらに頼り切る程難易度の高いパズルではない。私は1回だけ使って以降、全く頼らなかった。

割とさくさくと解けるパズルながら、敢えて言うならタッチペンでの操作では誤爆の可能性が高い。これは器用さは関係なかろう。特に15×15マスパズルでは常に誤爆と隣り合わせである。
このゲームには「ノーマルルール」と「フリールール」があり、パズルによってどちらかのルールに固定されている。それはいいのであるが、ノーマルルールの場合、誤爆するとタイムペナルティが課せられるのである。
だから下手をするとノーマルルールのパズルだと、タイムが実力より遥かに過小評価される、などという事がざらである。いっそ全部がフリールールなら良かったのであるが。

操作は下画面で行う。上画面には絵が出る。問題を60分以内に解くと、完成させた絵がカラーで表示される。
ちなみに、殆ど意味はないものの、一応3D表示に対応している。と言うか上画面を見る事自体少ないゲームなのであるが。
面白さは確かながら、操作のしにくさがネックと言えよう。パズルの解き方には慣れれても、タッチペンの置き方には慣れれないかも。


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