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ピクロスe2 プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


ジュピター社製のピクロス・パズルゲーム第2弾。バージョン2というよりも正統な第2弾といった趣きである。
基本ルールやシステム部分は殆ど変更が加えれていないものの、ニューモード『ミクロス』が搭載され、やりがいがより増した。
問題数は150。難易度はさまざまである。正直、最も難しい問題と最も簡単な問題をひとくくりにするにはやや抵抗があるのであるが。

まずは新規モードであるところの『ミクロス』の紹介から。これは、一枚の絵画を幾つかのパーツに分割し、ピクロスを解く事によって絵を仕上げていくというものである。
流れとしては、まず大まかな姿をピクロスを解く事により整え、細部をまたピクロスを解いて完成させていく。絵が完成したらクリア。
パズルを解く楽しみと同時に、一枚の絵を実際に書き上げるかのような楽しみを味わう事が出来るのが肝である。
とはいえこのミクロス、難易度をある意味では度外視して作られているため、時間こそ掛かってしまうがパズルを解く面白さはそれ程でもないかもしれない。
更に言うと、有名な絵画ばかり取り上げているために、ある程度解くと既に完成図が見えてしまうのも残念な点といえよう。

その他はあまり前作から変更が加えれていない。というよりも、ほぼそのままである。
タッチペン操作時の誤爆し易さも相変わらず。これはもう、キー操作にした方が賢いかも。
しかしながらキー操作であっても、うっかりすると誤爆するので注意が必要ではある。ただ、そこまでやる手合いは操作が下手というべきであろう。

150問もあればそうそう数が尽きる事もないであろう。特にミクロスは数こそ少ないながら解くのに時間が掛かる。下手すると1時間超えする。
やりがいは確かにあるので、そういった意味では信頼性が高い。時間を掛けるに値する。
あとは続編、第3弾の登場を待つばかりである。メーカーとユーザーにその気があれば。


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