戻る


テトリス プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


全世界的にメジャー、とも言える落ちモノパズルゲーム・テトリスがPS3のダウンロードゲームで登場。発信メーカーはエレクトロニック・アーツである。
基礎はシンプルなゲームではあるが、このバージョンでは様々なルールに基づくテトリス、及び様々なアクションの実行を楽しむ事が出来る。
また、オンラインに接続し、全世界のプレイヤーのレベルを体験したり、オンライン共同プレイなどの実行も可能である。

テトリス、及びパズルゲームの面白さに付いては何をか況や、であり、今更私から述べるべき事もないので、その他の部分に付いての事を主に述べてみたい。
兎に角、やりがいがある。単にマラソンコースで只管プレイするだけでも実績は溜まっていき、気付いたらば大体のコースモードは開放されている事であろう。
言い忘れたがこのゲーム、最初から総てのコースモードが開放されているわけではない。そこはやり込みによって漸次コースモードが開放されていくタイプである。
コースモードはマラソンを除外すると12種類。全開放は中々遠い事であろうが、決して無理な道程でもないため、やり込んでいく価値はあろう。
マラソンを除く各コースモードでは、自分のシャドウ、及びフレンドのシャドウを見ながらプレイする事も出来、擬似対戦気分も味わえる。
また、各コースモードでの実績は記録され、最高記録の更新にも力が入るというもの。ただ、全世界プレイヤーのトップと自分を比べる事は善し悪しである。
一応ヘルプも搭載されているが、こればかりは習うより慣れた方が早いであろう。

さて、欠点というべきものもある。まず、ゲームを始める前のロゴ・注意事項・著作権表示などが長い上に飛ばせない、という事がマイナス。実にもどかしい。
次にBGMが貧弱。音が貧弱、というのではなく種類が貧弱。せめてBGMくらいは変更可能にして欲しいものである。
そしてオンラインが、ソニー・プレイステーションネットワークではなく、エレクトロニック・アーツ独自のネットワークなのもやや面倒であり不安。分からなくはないが。

以上の事をまとめてみれば、まあ、極尋常なテトリス、真っ当な落ちモノゲームといえるのではないであろうか。
980円というのも妥当な価格である。或いは少々高いかもしれないけれども。
総合的にもまあまあ、といったところであろう。画面の美しさも流石はPS3、大画面でテトリスを楽しみたいのなら一考されたし。


戻る