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干物妹! うまるちゃん だらっとパズル プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


ヤングジャンプに連載している(していた?)、漫画を原作として持つゲームがフリュー社から発表、それが当作『だらっとパズル』である。
大まかに言えば、所謂キャラゲーのカテゴリーに入れる事が出来る類のゲームである。当作は良くも悪くも、その典型に当て嵌まる。
と言うか、どちらかと言えば悪い典型に当て嵌まる傾向がなくもない。以下にその理由を述べていこうと思う。

ゲームのジャンルとしてはパズル、より正確に言うとアクション性の高いパズルゲームとなる。ブロックを繋げて消していき、ハイスコアを目指すと言うもの。
4つのステージに分かれており、進むごとにブロックの種類が増えていく。連鎖と言う概念はないが、フィーバータイムはある。
タッチパネルでの操作が前提であり、キーは基本的には使わない。また3D映像にも対応していない。良く言えばシンプルと言える。

キャラクターモノのファンアイテムの一種として見た場合、その質は正直言って高くはない。子供騙しと言うかファンに付け込む傾向があると言うか。
音声はきっちり入っているものの、やかましいとは言わないがあまり耳に心地良いとは言えない。そもそもうまるのそれしか入っていないため、どうしても慣れがち。
プレイヤーは一応、タイヘイの立場になっていると思われる。しかしそれがクローズアップされる事はほぼない。出番が全くないと言うわけではないが。

パズルゲームとしては、まあまあと言った感がある程度の出来。ただし基本的には力押しを余儀なくされる。
ブロックは上から下へ落下するため、連鎖の概念こそないものの、次を見据えてタッチを試みる必要はある。
タイミング的に難しいものの、同時に近い入力も出来るため、大局的な視野を持ってプレイした方が上手く行く事が多いと思われる。

2017円3月1日にダウンロード開始であった予定が、何があったか2週間延期の15日から実際のダウンロードが開始となった、3DSでは中々なかった事態も経験した。
とは言え、ミッションコンプリートに2時間も掛からない程度のボリュームであった事はやや遺憾に思わなくもない。ただ、キャラゲーであればこんなものかとも思う。
まあ、多少なりとも夢中になれた事をもって、良しとすべきであろうか。


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