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おきらくボウリング3D プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


アークシステムワークス社が、Wiiで積み重ねてきた『おきらく』シリーズが、3DSダウンロードソフトで登場した。第一弾は『ボウリング』である。
キャラクターはお馴染みの4名。やる事は正統派のボウリングから異端のボウリングまで、様々な地形でのボウリングを執行する。
グラフィックは3DSという事もあり、中々に良い。また、キャラクターには一部声まで付いている。なお、3D立体視に対応している。

ボウリングという事で操作面が気になるかもしれないが、十字ボタン・スライドパッド・ボタンを使うタイプの至極オーソドックスなゲームである。3DSだからといってタッチペンでの操作は決してないのでご安心を。
操作自体も簡単であり、まず投球の位置を決め、どの方向に投げるかを決め、変動するパワーゲージを適切な位置で止め、最後にボールの起動変化を加味する、という流れになっている。
……と書くとあまり簡単なようにも見えないが、実際には一連の動作にはすぐにでも慣れれるので然程の問題はないとも言える。

このゲームのボウリングが一般と異なる点は2つ。妙なコースがある事と、必殺技がある事である。
まずは妙なコース。ロケーションも奇妙ながら、コース全体が傾いていたりコースの途中に障害があったりする。無論そのコース、その状況に合わせた投球をする必要がある。
そして必殺技。といっても誰かを殺めるわけではない。必殺ゲージを溜め、任意のタイミングで発動させれば、必ずストライクが取れる一投を打ち出せるのである。ちなみにそのモーションは、殆どボウリングの投球とは思えない。

ボウリングの細かいルールを知らなくとも大体大丈夫。要はピンを倒せば宜しい。やり込んでいくうちに大抵の状況でならピンを倒し切る事が出来るようになるであろう。
弱点・欠点は特にない。強いて言うのであれば、このゲームを幾らやってもボウリングのルールは分からない、という不満はある。しかし逆にその程度である。
『おきらく』シリーズの伝統ともいえる、気楽に楽しめる雰囲気は健在。値段も500ポイントと今までと同様の価格であり、ファンならば買いであろう。


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