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DSi電卓 ファミコンマリオタイプ プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


「計算機」のアプリケーションに書く事なんてあるのか? とお思いかも知れないが、それがあるのである。
まず私見だが、計算機の機能を100%理解して使いこなしている人はそうそういないのではあるまいか。計算機の機能を扱うためには、やはりマニュアルに目を通してその機能を正しく理解しておかないとダメなのではないだろうか。
この計算機では四則演算、パーセント計算、メモリー加算、減算、コールが出来る。限界は13桁。それだけ見ればそこらの計算機と大した変わりはない。
だが、この計算機の二番目くらいに優れている点として、いつでもマニュアルが呼び出せる、という事が挙げれるだろう。
ちなみに一番優れている点とは、計算が出来る点である。

手元に計算機か、それに準ずるモノがない、そういう時の事を踏まえて購入したが(計算機自体は手の届く範囲にあった)、これが中々使いやすい。
画面がやや横長ながら、きっちりしたボタンの並びで隙がない。そしてボタンの入力はしっかりしている。
タッチペンを経由する、というのは多少面倒な気もないでもないが、慣れるまではゲーム感覚で面白く、慣れてしまえばどうという事はない。

そして第2機能・単位換算。これは呼んで字のごとく、ある単位をある単位に換算するものである。
6フィートはセンチメートルにするとどれだけか、1坪とはどれくらいの平方メートルに値するのか、といった実用的(?)なものから、馬の20歳は人間換算で何歳か、といったようなお遊び的なものまである。
これは私には実用的な機能ではなかったが、特定の職種または特定の人にはそこそこ役立つ機能であろう。

さて、この計算機はお遊びとして、ファミコンバージョンのマリオとルイージがあしらわれている。
計算結果が特定の条件を満たすとイベントが発生するもようだ。確認出来たものでは、ゾロ目数字(「4444」……など)、連番数字(「12345」……など)でイベント発生した。
だが普通に計算していてこういう条件を満たす事は殆どないと思われるので、あくまでこのイベント類はおまけと考えられる。

DSのタッチスクリーン機能の活かし方としては、まあまあの領域ながら、ちゃんと成功しているのが流石は任天堂。
余談ながら、タイプの違う計算機も用意してある。今あるのは「どうぶつの森」タイプと、この「ファミコンマリオ」タイプだけだが、今後も増やしていってもいいだろう。
残念な点としては、計算機は1台あれば充分というところか。私が2台目の計算機を買う事はまずないであろう。


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