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ハココロ プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


パズルアクションゲーム。制作はAMZY(アムジー)というメーカー。
大雑把に説明すると、箱を転がしてモノを飲み込み、制限時間内に敵を倒す事を目標としたゲームである。
というか大雑把も何も、これでほぼゲーム全体の説明が付けれてしまう。そういうように基本は極単純なゲームではある。

もうちょっと詳しく説明すると、底面に口の開いた「箱」を十字ボタンで転がして、ステージ中に転がる「魔法玉」を飲み込み、それによって発動する魔法で敵を倒す、という事。
箱は上下左右に動かす事が出来、動きを上手く制御して魔法玉を飲むように操る。ちなみに箱を斜めに動かす事は出来ない。
魔法玉は飲んでも飲んでも次から次へと発生するため枯渇を気にする事はないが、ライフゲージと制限時間はあるのでそこは注意。

つまりは、「箱の一面を的確に目標の位置に着ける事」を求められる。こういえばある程度想像が付くと思うが、これが中々難しい。
確かに難しいがしかし、アクションゲームの常として、慣れればある程度は思いのままに箱を動かせるようにはなるであろう。
一定のコツはマニュアルにも表記されているものの、やはりやってみる事が一番の攻略方法になるかと思われる。

上達の手段は兎に角練習あるのみ。ただ勢いだけで箱を動かしていても殆ど無駄である。上手くいく事はたまにあるが、再現性がないからである。
アクションゲームであると同時にパズルゲームでもあるのだから、思考力も必要には違いない。逆に思考力だけでもダメであるが。
また、マニュアルに載っていないテクニックとして、魔法玉に箱で物理的に体当たりし続けると、魔法玉を動かす事が出来るようだ。
ただし、その際魔法玉は勢いよく動くため、そのままぼんやりしていると、壁に当たって跳ね返ってきた魔法玉の直撃を受けてライフが減るので気を付けよう。

最初のうちは戸惑う事ばかりのゲームではあるが、鮮やかにクリア出来るようになると実に気分爽快。
アクションとパズルの妙味が上手く組み合わさった中々良質なゲームである。
その分、アクションの難しさとパズルの難しさも組み合わさった意地の悪いところもあるのであるが。まあ、そのあたりは各自事前にムービーなりなんなりの情報を集めてもらって、自分に合うか合わないかを判断してもらいたい。


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