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黒ひげ危機一発Wii プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


正直言って、買う前は、このゲームを侮っていた。「たかが『黒ひげ危機一発』でしょ?」と。
しかし、やってみたら中々面白いゲームだった。音響とか画面効果とかも手伝って結構スリリング。
多人数で、大画面TVでやったら、かなり盛り上がるゲームなんではないだろうか。

『黒ひげ危機一発』がなんなのか知らない人の為に解説すると、樽に空いている穴に剣を刺していき、中に入っている海賊を飛び出させた人が負け、というゲームである。
なお、「危機一発」は誤字ではなく、こういうネーミング。「ききいっぱつ」は熟語にすると「危機一髪」になる。
元々は玩具であり、結構長い歴史のある玩具だったようで、私の子供時代には既にあった。ネットで調べたところ1975年あたりから出ているらしい。

モードは多人数(一人でも可)で遊ぶ「みんなで」モードと、一人で遊ぶパズル「とことん」モードの2つがある。
「みんなで」は従来通りの『黒ひげ危機一発』。ただ、一人でも遊べる、頭数が揃ってなくても出来るというところは非常に有意義な事である。
「とことん」は『マインスイーパー』に似たパズルゲーム。樽の穴に複数の起爆穴があり、それを避けて時間内にどこまでステージを進められるかというゲーム。一つの穴に剣を刺すと、その周りに起爆穴が幾つあるかを教えられるので、それをヒントに起爆穴を回避していく。起爆穴以外の全穴に剣を刺すか、起爆穴を総て塞げばステージクリア。ステージが進むに連れ起爆穴が増えていく。これを時間切れになるまで延々やる。

聞いただけでは飽きが早めに来そうにも聞こえるかもしれないが、これが中々持つ。
黒ひげはWiiの機能・Miiともチェンジが出来、適当なMiiを黒ひげの代わりに樽の中に放り込む事も出来る。地味だが楽しい。
流石はロングセラー商品、意外なまでに楽しめた。


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