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おてがるパズルシリーズ チリアの動物小屋 プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


「おてがるパズル」と銘打っているだけあり、手軽に、気軽にプレイする事が出来る。
逆にいえばその程度のモノと言う事も出来るかもしれないが、気軽に挑めないパズルはどうかとも思われる。
良い意味で「おてがる」と解釈すべきだろう。

ルールは一斉に動く駒を指定の場所に一斉に持っていく事。簡単かつ明瞭である。それが計50ステージある。
使うボタンも基本的に十字ボタンだけ。あとは決定や再チャレンジにボタンを使う程度。
邪魔になるような音声はなく、BGM・効果音も耳障りにならないくらいのものなのは好感が持てる。
1ステージクリアするごとに「写真のかけら」が手に入り、10ステージクリアで写真(一枚絵)が入手出来るおまけもある。
クリアしたステージは、何手でクリアしたかの記録が残るので、最短記録を目指すのもまた一興。
ただし残念ながら「一手戻る」というコマンドがない。それは非常に残念な箇所である。

このゲームに500ポイントというのは些か高価なようにも思われるが、パズルゲームというのは基本的にそんなものだ。
派手さがないだけで、頭の中身は高速回転を求められるのだから、500ポイントは別段高いとも言えない。
「このゲームが高く付いた」と思うならば、このゲームにあなた自身が向いていなかったという事かもしれない。

総合的には悪くないくらい。それだけに「一手戻る」コマンドがない事が返す返すも悔やまれる。
欲を言えば、ステージクリアまでの軌跡を記録してくれるビデオ機能があれば良かっただろうか。
パズル系が好きな人なら、購入を考慮しても良いはずである。期待に応えてくれるかと。


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