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おきらくパターゴルフWii プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


ゴルフゲーム。パターゴルフなるものが何かと言うと、簡易版ゴルフと言えば一番近いだろうか。ゴルフの一種である事は確かである。
しかしこのゲーム、言いたくはないが残念ながら、非常にちゃちなゲームと言わざるを得ない。
いや、ちゃちなだけならまだ良い。ちゃちな事は問題ではないのだ。問題はやっててあまり楽しくないという点にあるだろう。
全体的に安っぽく見えるコース取りは、ゴルフゲームとしてではなく何か別のゲームをやっている感覚にさえ陥らせる。
ただしこれは私が、別のディスク製品版の正規ゴルフゲームをやっていて、それに慣れてしまっているからそう思うのかもしれないという事を断っておく。

ルールは簡単、ステージ上のコース取り(ギミック)を利用しながら、ホールに向かって球を入れれば良い。
打つ力は、単純な調整で加減出来るが、これが中々難しい。慣れても難しい。大体ちょっと弱めに打つと上手くいく傾向があるようだ。
コースは曲がりくねったものや、扇風機(大型ファン)による軌道の修正などが加えられたりする。
打つ力を適度に加減出来れば、大抵ホールインワンも狙える。慣れるまでが中々難しいが、慣れればどうという事はない。

グラフィックはあまり美しくない。悪くもないレベルなのであるが、どことなく大雑把な印象を受ける。
それはまだいいとしても、奇妙なコース取りとでかいホール、変なギミックには正直違和感を覚える。
一言で総括すると爽快感がない。ゲームをプレイしているのではなくやらされているといった感じだ。9ホールこなすのも結構苦痛である。
大変残念な事に、惜しくもない不出来に仕上がってしまったゲーム。次回作に期待。


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