戻る


タッチde楽勝! パチスロ宣言 リオデカーニバル プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


なるほど、スロットとは単純なゲームではあるが、そこには人を惹き付ける何かが秘められているように思える。
私がスロットゲームをやったのは、ゲームの中でのミニゲームででしかやった事はない。その時は特にどうとも思わなかったが、こうして商業用のスロットに巡り会うと、ミニゲームとゲームの差は大きいと思わざるを得ない。
派手さがあるわけでもない、駆け引きがあるわけでもない、だがそこにギャンブルの真髄を感じた、ような気がする。

最近、パチンコ・パチスロの広告・TVコマーシャルが増えている。私は全く興味がなかったが、このゲームをやってみて、これらのコマーシャルは不要なのではないかと思った。何故なら、機種がどうであれやりたい人は勝手にやるだろうからだ。
更に言えば、興味のある人はそれ専門の雑誌を買って研究するだろう。いちいちTVコマーシャルを流す意義はないように思えてならない。
大抵の人はパチンコ・パチスロをギャンブルとして認識している事は間違いなかろう。やらない人はやらないこれらギャンブルのコマーシャルを流して、何になるというのだろうか?

話が逸れた。研究や目押しの練習として、またゲームとしてこのゲームは充分合格であろう。単純なスロットゲームにこれだけハマれたのだから、魅力は充分だ。
ただ、私は決して実機をやってみたいとは思わない。ギャンブル依存症にでもなったら怖いからな。
付属のミニゲーム、ブラックジャック・間違い探し・スクラッチもそこそこ面白い。ブラックジャックはミニゲームな事が惜しかった。コインを賭けられたり勝率や役の出のまとめがデータとして出力できればもっと面白かったのだが。
容量にゆとりがあれば、次回作ではこのブラックジャックを強化してほしいものである。あくまでメインはスロットである事を忘れない事が前提だが。このゲームは本当にスロットでいっぱいのようである。スロットはそんなに容量を喰うのだろうか?

ちなみに、このゲームに色気を期待している方々に言っておくと、任天堂ハードのゲームで色気を期待する事はあまり確実とはいえない。
色気がない、とは言わないが、そんなに大したレベルではない。少しドキッとするレベルの色気なので、これ以上の色気を期待する人は色気専門のゲームを買うが賢明であろう。
このゲームは私には、寧ろ硬派なゲームだと思える。淡々としており、ゲームではあるがシミュレータに近い。
もうちょっと贅沢に、スロット中にBGMを流すくらいの演出は欲しかった。これも実機を尊重しての事なのだろうが、結構寂しいものがあった。
PS2でシリーズが出ているらしいが、是非DSでもいろいろ改良・改変した続編を出してほしいものである。


戻る