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おきらくピンポンWii プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という言葉がぴったりくるWiiウェア。内容は、タイトル通りピンポンゲーム、つまりは卓球である。
ボタン入力方式ではなく、Wiiリモコンを実際に振ってプレイする、所謂体感ゲーム。
ルールは単純で出てくるキャラクターも4人、1人プレイと2人プレイ、あとミニゲームが3種という簡単な造りのゲームであるが、これが中々面白い。この雑感ではCPU相手に奮闘する1人プレイに付いて主に述べてみたい。

振りが早いのと振りが遅いのでは、球は違う方向に飛んでいく。これを活用して対戦相手に揺さぶりを掛けていくのが基本。
ひたすら揺さぶり続けると相手はバランスを崩し、こちら側がスマッシュを打つチャンスが生じる。スマッシュは殆ど、というよりはまず返せないのでこれで1ポイント取れる。相手は中々ミスをやらかさないので、チャンスには確実にスマッシュを打てるようになる事が最初の課題になると言えよう。
逆にWiiリモコンを無闇に振ったりするとこちらがバランスを崩し、相手にスマッシュを打つチャンスを与えてしまう。このバランスを崩した時のリカバリー方法が「Wiiリモコンを振る」という事はやや欠点か。早く振れば振る程、またバランスを崩してしまいかねない。適度に振る事が肝要になるのだが、これが結構難しい。
あんまり決着が付けられずラリーだけが続いてゆくと、ラリーが続くに従い球速がどんどん速くなっていく。そのうちには振ったらすぐにその次を振らないと返せないレベルにまで球速が速くなるので早期に決着を付けたい。まあ相手はたまに、なんでもない球を落としたりするのだが。ちょっと人間臭さが出ていると見る事も出来るし、単に変なプログラムと見る事も出来る。
なお、このゲームは基本的に右利きにしか対応していない。留意。

ルールは6・11・21ポイントのいずれかを先取した方が1セット取る。それを1・3・5マッチのいずれかで勝負する。3マッチなら2セット取れば勝利。
しかしながら、20分もこのゲームをやれば、腕がかなりくたびれる。ちょっと楽しむ事も考えて6ポイント3マッチ程度が順当ではないだろうか。
500Wiiポイントに相応しいボリュームと面白さがあった。またこれは重要などうでも良い事だが、ママさんの胸が別の意味でボリュームある。


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