パズルアクションゲーム。あれ、アクションパズルゲームだっけか？ まあそういうもの。
タイトルに「ポーカー」とあるが、実際にポーカーをするわけでは勿論なく、ポーカーの役がパズルの鍵となっているゲーム。
１ラインのカードを入れ換えながら役を作り、なんらかの役が揃ったら消してスコアに変える。大きい役程スコアが高い。
それを「のーまる」「すこああたっく」「とことん」（ここまでが１人プレイ）、「きょうりょく」「たいせん」（ここまでが２人プレイ）の５つのモードでプレイする。
まずは、ポーカーの役を覚える事からスタートしたい。これは当たり前のように聞こえるが、生半可に覚えていただけでは勝つのが途端に苦しくなる。
次に、どの役がスコアが高いか。ワンペアが最低なのは当然として、フラッシュも低い。５枚揃いでない役、スリーカードやツーペアなどが手頃な割にまあまあのスコアでお薦め。
ツーペアやスリーカードを積極的に狙っていくと、フルハウスやフォアカードを揃えやすく良い。これは実際のポーカーにも通じるテクニックである。
それ以上の役、例えばストレートフラッシュなどを狙うのは時間制限もあり、あまりお薦め出来ない。無論チャンスが来たなら狙っても良いが、積極的に狙うべきものではないだろう。
そして連鎖。この「連鎖」という表現には些か語弊があるように思う。というのもこのゲームの連鎖は、自動で発動するものではなく、自力で発動させるものだからだ。
具体的には複数のラインに複数の役が揃っていたなら、自力で連続で消していく事を、このゲームでは「連鎖」と呼ぶ。別に悪いとは言わないが、そういうモノになっている。
ただ連鎖を活用しないと生き残るのはとても難しくなる。２連鎖以降にスコアボーナスが付くので、ハイスコアを狙うなら４連鎖は組みたい。
最初はワンペアなどの軽い役で起爆して、あとの連鎖で高い役を消すのが理想であり、テクニックである。
以上のような事実を並べると、かなり難しいゲームのようにも聞こえるが、実際、易しくはない。
操作性は良く、画面も見やすいのだが、一癖ある曲者ゲームではある。奇妙な愛らしさを持つキャラクターに惑わされてはならない。
ただ爽快感・達成感はそれなりにあり、弱点・欠点も特にない。小粒な事は否めないが、それはゲームの面白さを損ねるものではない。
５００Wiiポイントでこのゲームなら、それなりにはお買得と言えるのではないだろうか。