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ポンジャン プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


ぶっちゃけて言えば、麻雀の簡易版ゲーム。とにかく緩い、と表現出来る。
収録されているモードは、タイトルにもなっている「ポンジャン」(ノーマル)と、ちょっと高度に、もっと言えばより麻雀に近い「スシポンジャン」の2つ。
麻雀を好んでやる人にはお薦めしかねるゲーム。何故ならわざわざ麻雀が出来るのにこれを敢えてやる理由がないからである。

「ポンジャン」は、3色3種の牌から同じ絵柄を3個揃えて役を作っていくゲーム。詳細なルールはオプションで設定可能。
初期設定では麻雀よりも緩いルールになっている。鳴いていてもリーチが可能で役の点数にも影響はない。その分勝負も速攻でつきやすい。
この手のテーブルゲームにありがちだが、鳴く際にはCPUが優先される。つまり他のメンバーのあがりが優先される。ダブルロン・トリプルロンとかもなし。

「スシポンジャン」は牌の種類が増え、更に役を作るのが多少難しくなった程度のゲーム。とは言え基本は「ポンジャン」に同じ。
やはり麻雀よりかは勝負もつきやすく、難解ではない代わりに多少の物足りなさを覚えさせられる。なお牌の絵柄は寿司がモチーフ。その理由は不明である。
オプションで縛りをつける事により緊迫感を味わえなくもないが、正直そんな事をするくらいなら素直に麻雀を覚えた方がいいと思うぞ。

はっきり言ってしまうと、麻雀を知っている人には物足りないであろうゲーム。
これに500ポイント払って購入するよりかは、同じくらいかそれ以下で購入可能な別の麻雀ゲームを購入した方が賢明では。
逆に麻雀を全く知らない人、もしくは麻雀がよく分からない人、小さいお子さまになら推奨出来る、とも言えなくもない。
人数分のDSがあれば、複数人でのダウンロードプレイが出来るようなので、戯れで購入してみるのもまた一興であろう。


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