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通勤ヒトフデ プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


とても分かりやすいパズルゲーム。言葉でルールを説明すると長くなってしまうが、大雑把に言うとパネルの色を揃えて消失させればクリアになるゲーム。
チュートリアルが付いているので初めての人でも安心。……と言っても始めは必ず初めてなのだが。
ステージは365題用意されている。またエディットモードもあり自分で問題を作る事もできる。

片手でも操作できるように設計されている(左手だけでできる)のだが、このゲームにはまったら斜に構えてしまい気軽に片手で楽しむという事はできなくなるであろう。
まあこれは人にもよるとは思うし、片手でのプレイを否定するものではないが。
少なくとも私は両手でミクロを持って正座して背筋伸ばしてプレイしていた。

365題というのは多いようにも聞こえるし少ないようにも聞こえるが、全部クリアしようと思ったら根性が要るし、一朝一夕にできるものでもない。
私はまだ全部クリアしてないし、延々と続くように思えるこのゲームにちょっと疲れて休止しているが、365題クリアすると何かボーナスがあるのだろうか。
節目ごとに何かイベントとか一枚絵とかが挟まれればモチベーションももうちょっと上がった気がする。

タイムアタックは中々面白い。やはり時間制限が付くとハラハラさせられるし、記録を伸ばそうという気にもなる。結構難しいので慣れてから取り組みたい。
エディットは用意されたパズルを解くよりも頭を使う。まあそれも当然で、物事は壊すより創る方が難しいに決まっている。作れなくともなんら恥じる事はないが、ある程度自信が付いたら挑戦してみるも一興であろう。
ちなみにこのゲームは基本的にはオートセーブで進む。ステージモードではどのような解き方をしたかまで記録されるので、振り返る時にもいい。タイムアタックは記録更新時、エディットだけはオートでセーブされない。

全体的にヒマつぶしに特化した良作と言えよう。安いし、買って損はあるまい。
ただ、途中からどうしても作業的になってしまいがち。さっきも言ったが、何かのイベントがあればなあ、と切に思う。
良く言えば渋い、悪く言えば地味、そんな一作。


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