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いつでも釣日和 プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


DSの特徴の1つであるタッチペン操作を最大限に活用した、釣りシミュレーションゲーム。
釣りゲームはいろいろな機種でいろいろなものがあれど、DSでの釣りゲームとしてはかなりの良作と思われる。
開発メーカーは甲南電機製作所という聞き覚えのない名前であるが、このゲームによって覚えるに値する名になったとも言えるかも。

操作は簡単、もしくは単純と言う事も出来、タッチペンで下画面をアクション操作するだけ。
そのアクションにしろ、操作的にはなんら難しくない。タイミング的に難しい、という事はあるが。
それだけの操作で、これだけの面白さと中毒性を発揮できたのはまさにメーカーの勝利と言えよう。

基本はただひたすら魚を釣る事である。それだけで終わっても構わないほどの面白さがあるが、勿論それ以外にも幾つかの要素がある。
魚を釣ると同時にポイントが入り、それを使う事によって釣り道具やパラメータのレベルアップが可能。
また、この手のゲームにはお約束とも言えるチャレンジモードや、これまでの戦績の閲覧、戦績によって与えられる称号、などが用意されている。
その他、練習モードもちゃんとあり、ぶっつけ本番で釣りに挑む必要もない。練習モードでコツを出来るだけ掴むのも良いだろう。
あとは……釣りの途中で短いながらも演出が入る事がある。演出といっても決して釣りの邪魔や妨げにはならず、寧ろ緊迫感を高める良い効果をもたらしている。

弱点・欠点は特にないか。強いて言うなら釣堀の中にいる魚の種類がごたまぜになっていて統一感がない、とは言える。
こんなシンプルなゲームでも、これだけ遊べるのは素晴らしい。これこそがゲームというものだろう。
500ポイントは安い、とは言えないが適正以上であろう。幅広い層に遊んでもらえるゲームだと思う。


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