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おきらくビーチバレー3D プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


アークシステムワークス社提供、おきらくシリーズ第6弾、それが『おきらくビーチバレー3D』である。
操作可能キャラクターは8名、というか、いつもの一家である。また今回は敵キャラクターとして、適当なキャラクターが登場する。
いや、敵キャラクターというよりは、モブとでも言おうかNPCとでも言おうか、所謂ザコキャラクターとしてでの登場である。

普通のバレーボールと異なり、ビーチバレーは2人対2人で実行される。卓球のダブルスをイメージされると近いかもしれない。
その他は大体普通のバレーと同じである。尤も、「バレーのルールなんか知らないよ!」という方もおられよう。
しかし大丈夫である、問題はない。私だってバレーのルールなど存じ上げない。それでも、実際にプレイしていれば分かる程度のルールであったからして。

敵キャラクターは、星の数でレベルが表されており、キャラクターのパラメータやプレイヤーの実力によって適切な相手を選ぶ事から始まる。
いきなり強い相手に挑む事もある程度なら可能である。しかしその場合、相手のスパイクで吹っ飛ばされて操作不能、という事態がざらに発生するのでお薦めしない。
少々面倒ではあるが、地道に弱い相手から相手にしていくしかないであろう。
また、このゲームにおいて操作可能キャラクターは試合をこなす事で成長する。勝っても負けても成長するが、勝った方がより成長するため、その意味でも適切な相手を選ぶ事は重要。
強い敵は本当に強いため、成長しきったキャラクターでも満足のいく勝負を実行する事が出来るであろう。

操作感は、私がこれ以外にバレーボールのゲームをやった事がないため比較が出来ないが、良いのではないであろうか。
CPUの操作はまあまあの頭の良さであるし、その分、こちらのなすべき事にも集中出来る。何よりも、操作が分かり易い。
ただ、良いトスやレシーブ、強力なスパイクを打つには、タイミングが重要となる。あまりシビアとも言えないタイミングではあるが、タイミングの計り方が苦手な人には少々つらいかも。

500ポイントとしてはまあまあのゲーム。弱点・欠点も特にない。
強いて言うならマニュアルを熟読しないと操作が碌に分からない、という点は弱いかもしれない。だがそもそもマニュアルとは読むためにあるので、この点は全く問題ではない。
暇な一時を紛らわせるには良いのではあるまいか。ファンであるなら、買っておいても損はなかろう。


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