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ひらり 桜侍 プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


任天堂発の剣劇アクションゲーム。公称ジャンルは「居合いアクション」とある。
実際には「居合い」というよりは「見切り」に重点の置かれたゲームになっており、敵の攻撃を如何にかわすか、が肝である。
ただ、「居合い」を称するだけあって、一撃の下にやるかやられるかのシステムが採用されており、鍔迫り合いなどの派手なアクションはない。

ストーリーはどこかに連れ去られた光の姫を救出するため、一人の若者が旅に出る、という感じである。
幾つかのステージには、エリアごとにそれぞれ固定敵が配置されており、敵を全滅させればエリアクリア、重ねて全エリアをクリアすればステージクリアとなる。
途中の町で体力回復やアイテム購入、セーブの実行やミニゲームのプレイ(報酬あり)などを行う事が出来る。

最初に述べたように、このゲームは攻撃よりも回避に重点が置かれた作りになっている。闇雲に攻撃したところで、刀が刃こぼれするだけである。
オーソドックスなパターンとしては、敵の攻撃のあとの隙を突く、という風に攻撃を仕掛けるのである。隙を突く事が肝要である。
最初のステージくらいでは敵も大したレベルではないが、進むごとに当然ながら徐々に強敵が現れる。アクションゲームの常套であるが、失敗を重ねながら攻略法を見付けるのである。
ゲームに使うボタンはAとB、そしてスライドパットだけであるが、奥行きのあるアクションを楽しむ事が出来るであろう。言い換えれば猪武者には向かないゲームである。
敵を倒すとお金が入るので、鍛冶屋で刀を鍛えてもらうも一興、逆に全く刀を鍛えず初期状態のまま突き進むもまた一興。

楽しみ方はいろいろある。最速クリアを目指すもよし、見切りの達人を目指すもまたよし。やり込みに応じて腕前は上がるはずであるから、只管やり込むもまたまたよし。
敵の攻撃をかわしてばかりでいると、仕舞いには敵が怒り出しパワーアップする。その状態の敵と切り結ぶも面白い。
悪趣味かもしれないが、最序盤で敵を一人だけ残し、ただ只管敵の攻撃をかわしまくるのがマイブームである。メリットは殆どないが。

弱点・欠点は特にないかと思われる。強いて言うならマニアックさに欠けるきらいがある気がするものの、それは欠点でも弱点でもないであろう。
寧ろ、幅広い層に楽しんでもらう事が出来るはず。その分、少々難易度に甘さが入る気がするが、各々のプレイスタイルでフォローが可能である。
700ポイントという値段でこの出来ならば、まあ妥当といえよう。予算との兼ね合いでこれ以上尖らせる事が出来なかったのかもしれないというのは邪推といえる。


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