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バロック for Wii プレイ記念雑感

文:W.KOHICHI


不気味な敵とバトルを繰り広げる、ダークファンタジー・アクションRPG。
入る度に敵配置・アイテム配置・地形の変化する「神経塔」なる建造物の最下層を目指す事になる。
パラメータはHP(生命力)・VT(活力)の2つがあり、VTある限りHPは自然回復するが、VTが尽きれば今度は逆にHPが減ってゆく。HP・VTは食料やアイテムなどで回復可能。
塔内部に落ちている武器防具アイテムを如何に活用し、勝ちのこっていくかが生き延びるコツだ。
つまりかの有名な『不思議のダンジョン』アクション版と言って差し支えない。

ストーリーは主人公の行動によって進行していくが、それまでには何回も何回も神経塔に潜る必要がある。
最下層で目的をどんな手段であれ達成するか、或いは途中で殺されるかで、またもう一度ストーリーが始まる。
始まった時はアイテムなし・レベル1からという状態でスタートする。クリアしても殺されてもこれは変わらない。
ただ、途中でアイテムを保存するチャンスが何度かあるので、頼りになる武器防具を温存するのも戦略。
武器防具はアイテムによって成長させる事ができ、レベル1から始まる戦いに潤いを与えてくれる。武器防具の最大レベルは99だ。

プレイする前には、不気味で気持ち悪そうな印象があったが、いざ実際にプレイしてみるとそうでもなく、そんなに気にならないレベルであった。
緊張感はあったが、難易度イージーで始めた事もあり、さくさく進められてとても気分が良い。実は一度も殺された事はなかった。
敵も不気味な一面の他に、ユーモラスな側面も持っている。その兼ね合いが取れていてデザインはとても良かった。
3Dアクションゲームだが、そんな高速で動くゲームではないので、慣れれば目こそ疲れるが酔いはしなくなるだろう。私は最初から酔わなかった。
しかし、このゲームを難易度イージーで始めた事は賢明であったと思っている。難易度が違うと敵がどう違うのかは詳しく調べたわけではないが、処理しきれるレベルの敵が多かったので、こうして挫折せずエンディングを迎える事ができたのだと思う。

このゲームの醍醐味は、個人的には武器防具を成長させる事、そして存在の結晶・イデアセフィロスを集めて解析してもらう事だと思う。
登場人物のメッセージやムービー集め、称号ハントやアイテムコレクションなども勿論いいが、私は上の2点が好きだ。
反面、ストーリーは面白い部分もあったけど、完全に共感はできなかった。エンディングを迎えたあとでも、世界は歪んだままだし、また神経塔に潜る事になるし。
とにかくやりがいのあるゲームであり、奥の深いゲームである。セーブも階を降りるごとにできるので、時間のない時にも少しプレイとかもできるし、未判明のアイテムを齧ってみてリセット、という事とかもできる。
世界観やシステムに慣れるまで多少時間は掛かるが、面白いゲームなので推奨する次第である。Wiiのゲームとしてはかなりいい部類に入るのではないだろうか。


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