ポケモンで有名なかのゲームフリーク社から、新機軸と呼ぶしかないゲームが登場した。それがこの『ソリティ馬』(そりてぃば)である。
内容としては、カードゲームのソリティアと、競馬のコラボレーションを実現している。……といっても何が何やらであろうから、詳しく説明していきたい。
一見、無茶としか思えない強引なコラボレーションながら、これが意外に上手くいっているのである。いや本当。
ソリティアと競馬の融合、という事で、まあ皆お分かりのように、通常有り得ないジャンル同士の融合なわけであるが、これが予測よりも違和感がない。
しかも、ゲームが始まった時から無条件で融合しているわけでもなく、ゲーム中で(かなり乱暴な理屈ながら)融合の動機が説明されているのには驚いた。
さて、ではどういう風に融合しているのか? 簡単にざっくりいうと、ソリティアを上手にこなすほどに、勝機の増す競馬ゲームという風である。
プレイヤーはジョッキー、騎手として始まり終わる。いろんな馬をあてがわれ、それら馬を乗りこなしてレースに勝つ。
レースに勝つそのために必要な事、第一のそれがソリティア、といった具合である。ただ、競馬ゲームとしての駆け引きとかもあり、ソリティアに専心するだけのゲームでもない。
ゲーム性として、ソリティアの基礎は勿論の事、競馬ゲームとしての基礎もきっちり押さえてあるのも好材料。
レースの設定、馬の育成システムなどがしっかりしており、現実的ではないのは勝利タイム設定くらいであり、それもソリティアに掛かった時間を総合してのものとなる。
或いはイロモノにしか見えないかもしれないがそんな事はない。それどころか競馬ゲームとしても出色の出来といってさえ良い。
ここまでプレイヤーの腕前が要求される競馬ゲームをやるのは個人的にも始めてである。そういう意味では抜群の手応えである。
おまけに弱点・欠点の類がないようにも思える、というか、恐らくないであろう。ゲームとしての完成度はとても高い。強いて言うなら、ソリティアに精神集中する事がしんどいくらい。
ゲームとしての面白さもさる事ながら、登場人物の掛け合いが楽しい、というのも魅力の一つとして数えれる。
どちらかといえば関西風の面白さであるからして、多分、所属厩舎は栗東にあるのであろう。登場人物の顔ぶれも多彩である。
競馬が分からない人にも、用語解説とか提示してくれるので安心。障壁は事実上ないので、皆にお勧め出来るゲームといえよう。